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年2度(春・秋)発行の文芸冊子「まがたま」
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化身の記憶
化身の記憶 (JUGEMレビュー »)
相沢 光恵
本当のことは日常の
身辺に潜む。
身辺にポエジーを重ねて、
日常を華麗な世界に
作り替える。
変身と化身をくりかえす
歌人の日々。
ご一緒しませんか?
誌名「まがたま」
短歌とエッセイの同人誌を
年2回発行しています。
お願い
当ブログ上に掲載されている
作品、文章の一部をお使いに
なる場合にはご一報くださいませ。 当ブログのエッセー、及びその他の作品はオリジナル作品ですので、無断転載はなさらないようお願い申し上げます。
短歌を活ける・・・

現代挿花 2002年11月号

未生流中山文甫会の方々に
短歌からのイメージを
活けていただきました。
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十月尽
 最古ではないかと思われる木簡が見つかって、万葉文字で「はるくさの・・???」と読めると新聞にあったのに刺激されて、『古事記』を探りながらぽちりぽつりと作った20首ですけど、10がつとともにひとまずお休みとします。
 まがたまの会のほうも、ぼつぼつ再起動をと心しながら、11月を迎える姿勢をたださなければ・・・。
 今年の十月は、新しい一歩が加わりました。「あいのねこ」が動いたのです。窓、いいえ、扉を開けました。楽しいお人をお迎えするためにです。心をこめて歓迎できるようにしていきたいです。お待ちしてます。素敵な11月にしたいな。

出雲へと急ぐ風神雷神のあしあとを追うテレビの天気図

出雲から帰る風神雷神は太平洋上にてひと暴れ

温度差は五感さしおき身体の弱点襲う古傷をまず

| 短歌 | comments(3) |
好きな・・・
腕白で姉を困らし人助けに争い厭わぬ男スサノヲ

スサノヲに始まる吾娘の婿試し危うし黄泉ひら坂にまで

人の祖にスサノヲと阿礼語りたる『古事記』我流の楽しみ詰る
| 短歌 | comments(2) |
あやかし
スサノヲの剣に八俣のをろち堕ちクシナダの衣緋に染まるらん

八雲立つ出雲八重垣いかに棲むスサノヲ荒ぶ性にクシナダ

をろちの尾より出し太刀くさなぎの太刀と称され後々にまで
| 短歌 | comments(0) |
母恋
 母恋はスサノヲ以来受け継がれ美味とも言えぬおふくろの味

 アマテラス長女の気質弟のスサノヲ許せず岩戸に篭もる

 スサノヲの不運いくたび神の身にありて許されし命にあらん

 アマテラスA型ならんスサノヲはO型とみる血液占い

 
| 短歌 | comments(3) |
姉妹
アマテラス妹ツクヨミ夜の国の主なれど会う菜の花のころ

満ち欠けを繰り返すままにつくよみは日輪のごと燃ゆることなき

左右なる違い前後の順という偶然がときに争いならん
| 短歌 | comments(0) |
火を生む
イザナミを祖としておみな営々と火の子上げつつ悲しみ重ぬ

千人をころす女神と千五百生まんと男神 別れの言葉

稗田阿礼、太安万侶、密約は葦が聞きしも葦は語らず

スサノオの出自想えばあわれなり旅に旅にの定めに終わる
| 短歌 | comments(0) |
はるくさの
春草のはじめのとしのその続き待ち待ちてなづきは紅葉満ちたり

なにわづに咲くやこの花紫を今に伝えん永久のおみなへ

懐かしき万葉仮名のきれぎれに思い馳せればわれもうたびと
| 短歌 | comments(0) |
逢いたくて
逢う時間目覚めと共に動き出す長針よりも短針が好き

眠る前決めてた服が気に入らず逢いたいはずの人が遠のく

迷いしもつまりは昨日決めた服似合うというより変わらないねと
| 短歌 | comments(0) |
空高し
快晴の外出はとても疲れますその目的さえも忘れてしまう

歩くのが楽しくないと見破られあなたとの距離離れゆきたり

ふたりより一人が好きで一日が惜しいと思う休日暮れる
| 短歌 | comments(0) |
コーヒータイム
苦いから眉をひそめたのを見られちぐはぐとなるコーヒータイム

ブラックはいつものことよガテマラの味が秋には強すぎただけ

二杯目はコーヒー控えめたっぷりとミルク注ぐが私の流儀

| 短歌 | comments(0) |
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