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年2度(春・秋)発行の文芸冊子「まがたま」
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化身の記憶
化身の記憶 (JUGEMレビュー »)
相沢 光恵
本当のことは日常の
身辺に潜む。
身辺にポエジーを重ねて、
日常を華麗な世界に
作り替える。
変身と化身をくりかえす
歌人の日々。
ご一緒しませんか?
誌名「まがたま」
短歌とエッセイの同人誌を
年2回発行しています。
お願い
当ブログ上に掲載されている
作品、文章の一部をお使いに
なる場合にはご一報くださいませ。 当ブログのエッセー、及びその他の作品はオリジナル作品ですので、無断転載はなさらないようお願い申し上げます。
短歌を活ける・・・

現代挿花 2002年11月号

未生流中山文甫会の方々に
短歌からのイメージを
活けていただきました。
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307段
 満開に至らぬさくらは紅含み蕊の刃を隠しておりぬ

 たそがれの桜並木の佇まい花々くつろぎ吐息漏らして

 花の梢わたりゆく風ひそひそと何を囁く春のたそがれ
| 短歌 | comments(0) |
306段
 レダと呼ぶ白いノラ猫も母となり差し出すわが手に小さく威嚇す

 イヤーゴはノラのボスなり美しと言えぬその毛の仔猫を増やす

 前足が不具合なネコとんとんと身を弾ませながら道を渡りぬ
| 短歌 | comments(0) |
305段
 対向車の光の中にクリムトの幻視きらめき傘傾けり

 外灯に雨のしぶきは照らされて銀粉の渦のかろさを見せる

 
| 短歌 | comments(0) |
304段
 雨雲の低く覆えばその上の空想いおり紙のひこうき

 テーブルに暗紅のジャムひそとあり昨日もそこにあったのかしら

 咲ききらぬ薔薇が頭を垂れており四月一日雨寒となる

| 短歌 | comments(0) |
303段
 白木蓮おんなじようで同じじゃない集団とうはかくあれと咲く

 朽ちてゆく家包むごと枝を張り春を豊かに白木蓮は

 街中に無人のままに朽ちてゆく家あり繁る木々に護られ
| 短歌 | comments(0) |
302段
 春の蔽い重たき日なり無遠慮な視線は雲の隙間よりあり

 さくら咲く手前の時間きのうきょう耳朶に冷え冷えわたりゆくかぜ

 人とひと裂きて吹く風束なせる矢のごと痛みを残して行きぬ

| 短歌 | comments(0) |
301段
 たんぽぽの蕾を踏みし黒い靴その持ち主を今日から憎む

 笑わない変化に気付かぬ無神経すでに心の外なる人よ

 ネクタイの滲みがしばらく眼に残る心離れの理由となさん

 身ごもりしネコを労わる春の庭甘えたいのに甘えられおり

 春の空黄砂をこぼしいる昼にひそかに葬るひとりの存在

| 短歌 | comments(0) |
ホームページ「歌誌まがたま」
新しく歌誌「まがたま」のホームページを作りました。
http://magatama.ciao.jp/


ご意見、ご感想は qainonekoq@key.ocn.ne.jp へお願いします。
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300段
 じんちょうげ慎ましく咲く傍らにネコうずくまる恋待ち顔に

 微熱なる咽喉を越え行くサヨリの身泳ぐ記憶をすでに失くして

 銀色の光にわが裡清められ冷え冷えとするサヨリの行方
| 短歌 | comments(0) |
299段
 ちりじりの言葉揺れるに耐えているいやではないさ短歌への距離

 紙吹雪はかなく役目を果たすのち掃き寄せられて舞台春なり

 薄倖の少女消えゆくステージを思い出したりサヨリの皿に
| 短歌 | comments(0) |
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